MSLは、すべての学生に対して、この大学・社会を変えるために闘おう!と訴えます。

いま、資本主義は終わりを迎え、社会は崩壊しつつあります。「今だけ・カネだけ・自分だけ」とも言われる新自由主義政策は、資本主義の断末魔です。資本主義がすでに歴史的使命を終えたいま、社会主義という新たな時代の扉を開くときです。社会主義への扉を開くのは、社会の主人公である労働者であり、また同時に未来を担う若者・学生です。

新たな時代の扉を開く――これは、新たな時代を求める人々と崩れゆく旧時代に汲々とする者との闘争に他なりません。人権は、断頭台から流れゆく旧時代の血の海の中で確立されました。資本主義を打倒し社会主義社会を建設するということもまた、資本主義やその維持を目的とする権力との闘争抜きには実現できません。

だから、MSLはすべての学生に訴えます。共に闘い、未来を自分自身の手で勝ち取ろう!と。闘わなければ未来を切り開くことはできません。

しかし、闘いとは困難なものです。人間一人ひとりは本当にか弱い存在です。どんなに「有能」とされる人であっても、所詮は一人の人間であり、一人で何かを成し遂げるときは限界に突き当たります。一人の人間で闘うことには限界があります。

でも、か弱い存在である人間は、文字を発明し、知識を継承して発展させ、そして遂には宇宙へと飛び出しました。なぜ人間にそのような偉業を成し遂げることができたのか。それは、人間同士が協力しあったからに他なりません。人間は、一人ひとりは微力であっても、その力を集約することで、偉大な力を発揮してきたのです。

私たちがMSLという組織に所属しているのも、まったく同じ理由です。例えば、あなたが大学・社会を変えるために決起したとしましょう。そこには常に、周りからの冷笑・批判、大学当局による脅し(場合によっては処分)、そして警察権力による逮捕という反動がついて回ります。そして同時に、活動に伴う時間的・財政的限界に突き当たります。この限界――権力による威嚇、時間的制約、財政的限界――を突破するためには、闘う学生同士が団結する以外にありません。まさに、人間が文明を築き自然をすこしずつ克服してきたように。

だから、すべての学生にMSLへの結集を訴えます。結成以来、日本の学生運動を最先頭で牽引し、あらゆる国家権力による弾圧を打ち破ってきた革共同―MSLだからこそ、自信を持ってすべての学生に堂々と訴えられます。

共に闘おう。共に新しい時代を作り上げよう。

 

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