MSLは、組織の防衛と構成員の団結のために、次の組織原則を掲げています。

 

会議

MSLは組織運動の基礎に、支部会議をおいています。支部は原則として大学ごとに置かれ、その支部で毎週会議を行います。この支部会議において、日々の実践の共有と総括をし、方針を論議し全体で一致します。地方や戦線を問わず単一の党として活動すること（中央集権制）とメンバー一人ひとりが同盟の主体として革命運動に参画することとを一致させためには、何よりも会議で自らの闘いを総括し、その総括に踏まえて方針を策定することが求められます。したがって、同盟員は会議での議論を何よりも重要視しています。

 

 

機関紙

MSLは、革命的共産主義者同盟全国委員会の機関紙『前進』を、組織の機関紙として位置づけています。 機関紙は、同盟の闘いの前進を共有し、現在の階級攻防の焦点をつかむために、必要不可欠なツールです。機関紙を読み、討論することで、全国の運動を自らの闘いとして、把握することができるわけです。 さらに、同盟員は更なる団結を作るために、機関紙を広げる努力も行います。それは、同盟の主張を拡大するだけでなく、労働者階級の生きた実践と呼吸しながら機関紙を作るためにも大切なことです。

 

 

 

財政

財政は、組織運営上必要不可欠なものです。革命運動を継続的に維持・拡大するためには、必要な経費を独力で捻出する必要があります。そのためにも、MSLは同盟費を徴収しています。同盟費の額は、年齢や経済状況等を考慮して適切に設定されます。

 

完全黙秘・非転向

資本主義社会の国家は、資本主義社会を維持させるための権力機構です。それは、民主主義的な様相をとっていても、本質的には「私有財産制の堅持」を暴力的に労働者階級の強制してくる手段でしかありません。私たちが労働者階級の革命による資本主義体制の転覆・共産主義社会の建設を目的とする以上、私たちの活動は資本主義社会における国家とは非和解的なものとしてあります。そのため、私たちはあらゆる弾圧に対して「完全黙秘・非転向」を貫くことを大切な原則としています。「完全黙秘」とは、国家権力の不当な取調べには何も答えない・話さないということです。それは、誰にもできる方針であり、自分自身と仲間の身をさらなる弾圧から守るために必要なことでもあり、そして何よりも国家権力とは非和解だという思想の実践です。