全国学生理論合宿のお知らせ

 

全国学生理論合宿へ!

マルクス主義学生同盟中核派は、春季休暇中に一泊二日の日程で「全国学生理論合宿2019」(東京)を開催します。今年のテーマは「革命的共産主義者同盟(中核派)の原点」——ソ連を象徴とするスターリン主義をのりこえる思想・時代認識、そして運動論に迫ります。

グローバリズムか「自国第一主義」か——世界ではこの2つの潮流がせめぎあっています。約30年にわたって展開されてきたグローバリズムは、安い労働力を探す世界競争によって、全世界で労働環境の著しい悪化・雇用破壊を招きました。では、その対抗軸は米トランプ政権を象徴とする「自国第一主義」でしょうか。それこそ、経済のブロック化を招き、新たな世界戦争を招く道ではないでしょうか。私たちは今こそ真の共産主義革命の道を進むべきだと考えます。世界中でデモや暴動、労働組合のストライキが増えています。私たちも、ここからはじめましょう。

かつて日本でも若者が世界を揺るがしたことがありました。その出発点となり、運動主体の飛躍のための土台となったのが「革命的共産主義者同盟第3回全国委員会総会報告」(63年)「同第3回大会報告」(66年)でした。60年安保闘争は歴史に残る高揚を勝ちとって当時の岸政権を退陣に追い込んだものの、肝心の安保改定は強行。同時期最大の労働争議「三井三池炭鉱争議」における社会党指導部の屈服は後の日本労働運動の変質のさきがけでした。当時、「時代の主流」は、客観的には挫折と混迷の時代だったのです。300人で敢行された67年10・8羽田闘争、ベトナム反戦闘争、沖縄奪還闘争、日大・東大闘争をはじめとした学生運動の大高揚、それが可能だったのは「そういう時代だったから」ではありません。運動側の主体的取組みがそれを可能にしたのです。そんな時代のなかで中核派の路線の確立はどのような意味を持っていたのか——理論合宿ではこれに迫ります。

今再び、大激動を予感させる客観的状況があるにも関わらず、運動主体の力量不足が明白なときとなっています。昨年来京都大学の「立て看板」をめぐって起きてきた攻防は、運動側の構えさえ整えば、小さなきっかけからでも闘いは起きるということを証明しました。社会に目を広げてみれば、自販機関連労働者や図書館司書たちのストライキ、再開発やローカル線の切捨てに反対する地域の運動など、いくらでも闘いは起きています。世界の経済対立の激化と連動する際限なき軍事拡大——その突破口となる改憲問題は最大の政治焦点です。あらゆる問題は、この社会で生きている私たちの現実と直結しています。

私たちマルクス主義学生同盟中核派は、この時代を切り開く運動の主体としてレベルアップし、学生運動を甦らせていくために、今年は改めて原点に立ち返って上述の2つのテキスト「3全総報告」「3回大会報告」を中心に学び、活動の土台にしていきたいと考えています。

資本主義に疑問がある、中核派に興味がある、すべての学生に参加を訴えます。

日時と詳細な場所は、警察権力から参加者を防衛するために非公開としています。以下のフォームから連絡してお問い合わせください。

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